こんにちは、環境のきく子こと、KANKIKUです。日本の食料自給率はカロリーベースで37%。この数字を2020年に改めて知って、わたしはこの先、日本は大丈夫!?と愕然。何かできることはないか模索してきました。それで起業したわけなのですが・・・農林水産省の「米粉倶楽部」にも加入し、社会的な面で何が起きているのか、どうしたら良いのかを考えていく中で、お米をもっと食べよう、というのも大事だけど、そのメッセージだけでは限界があるわけで、米粉をもっと食卓に広められたら輸入小麦粉に依存する現状を改善し、日本の米農業も支えられ、自給率向上に貢献できるひとつの手立てとなるのではないか、とたどり着いたのです。

昨年10月には、初めてイベント出展して、千葉県山武市の米粉を仕入れ販売してみました。

さんさん味工房の米粉。残念ながら粉砕機の老朽化と故障により1月で米粉の製造終了。

この米粉は、たまたま家族で千葉県の九十九里を訪れたときに立ち寄った東金市の道の駅「みのりの郷」で見つけたもの。その後、この米粉を製造するさんさん味工房さんのホームページを見て、とても共感したので、仕入れの相談をさせていただき、段ボールひと箱分を販売してみることにしたのです。

この動画を見て、わたしはこれは本当に大事なことを伝えている!と思ったのでこちらにもシェアさせていただきます!(さんさん味工房の櫻田理事に許可をいただきました。ご協力ありがとうございます。)

さんさん味工房さんの理念がすばらしい。

さて、10月に初めて米粉を販売してみたのですが、売り方が下手だったので、在庫がたくさん残ってしまいました。そこで、わたしは、昨年、起業スクールで知り合った同期の、元懐石料理の板前で(女性で懐石料理板前だったって・・・すごい!)東京の二子玉川のご自宅でミレイン料理教室を20年以上やられているミレイさんに「米粉を活用して何かやりたい」と相談。

実は、わたしは毎日料理をしますが、米粉については初心者でした。米粉をKANKIKUの事業で扱おうと決める前は、米粉って、なんとなくカラダに良いものなんだろうけど、食物アレルギー対応の家庭で使うものなのかな?くらいにしか思っていなかったのです。食料自給率向上のために使ったら良いもの、という認識がその次にできて。しかし!昨年初夏、ミレイさんの料理教室で米粉を使ったメニューがあるということで、参加してみたところ、ミレイさんが「米粉っておいしいから、わたしは実はなんでも米粉で作りたいくらい好き」というのです。

”米粉で作ると美味しい”っていうのはわたしにとってとても新鮮な言葉でした。米粉のこれまでの位置づけや、特性、どういう料理に使うと良いか、たっぷり米粉の魅力を教えていただき、米粉を推進しようとする自分の考えは間違っていない、と確信しました。

しかも、実際にこの料理教室の時に作った「米粉の抹茶ショートブレッド」はとてもおいしくて、子供たちに作ってあげたら「これは”米粉の革命”って名付けよう!」というくらい気に入ってくれて。

ミレイン料理教室についてはこちらからどうぞ。オンラインレッスンもとても充実していておいしく楽しくそして学びの要素も満載、達成感が得られます。↓

野菜たっぷりカラダに優しい料理教室ミレイン世田谷区二子玉川 | オンラインクッキングレッスン (mirein.club)

ミレイン料理教室で作った米粉の抹茶ショートブレッド

ミレイさんから、米粉の魅力を教えていただいたので、これは多くに人に広めたい!と、うちにある米粉を紹介できるような米粉ワークショップを一緒にやってみませんか、と相談したところ、「ぜひ!!」と快諾。

そして、わたしたちは、もうひとりの素晴らしい起業仲間にも声をかけることに。

東京吉祥寺で、無垢材の家具を楽しめるポップアップ・レンタルスペースを開業したseesaws(シーソーズ)の今井さん。木の温かい香りに包まれた素敵な空間を作り上げられました。

”公園のシーソーのように、人と人が協力することで「楽しさ」や「わくわく」が成立するような空間にしていきたい、そしてそれがどんどん広がっていくようにしたい、という願いを込めてseesaws(シーソーズ)と複数形になっています。”

なんて素敵な名前なんでしょう。

吉祥寺駅北口東急デパート裏の大正通り(駅から徒歩8分)にあります。

seesawsについてもぜひ下記noteをご覧くださいませ。

店を作りました。|イマイミホコ | seesaws(シーソーズ)|note

ちょうどseesawsオープン予定間近の昨年12月に、私たち3人は吉祥寺のカフェに集合し、米粉のワークショップを吉祥寺でやってみたい、というわたしの相談を受け、「米粉は良いよっ!日本の食料問題、農業の課題に目を向けることって大事!体にもいいし!それいい!やろう!」という話で盛り上がり、そのままseesawsで企画会議をしました。

オープン前のseesawsで打合せ。左:seesawsさん、右カウンターミレイン料理教室さん。

米粉ワークショップをやろうというのは決まりましたが、その時にお二人にも「この企画をやる3人それぞれ目的は明確にしないとね」「目指すゴールはどこ?」とさすがの経営マインドが素晴らしいお二人にわたしは圧倒されました。なにせ、わたしは軽い気持ちだったのですから・・・米粉の在庫を有効活用したいから、1回ワークショップやってみたいなぁ、くらいだったのが、「やるからには、1日に3回できる、一人でも多くの方に参加してもらえるようにしよう。」とか、チラシ作りにしても、どう魅力を伝えるか、デザイン、載せる内容について、年明け早々毎日のように、連絡を取り合いながら形にしていったのです。

そしてバレンタインに向けて、米粉のスイーツのイベントはどう?美味しいのができたの。とミレイさんがオリジナルレシピの「米粉のチョコレートケーキ」を提案してくださって、彼女はワークショップのために何回も試作し、こんな素敵な写真も撮ってくれました。

チラシ作りも3人+わたしの名刺を作ってくれたグラフィックデザイナーにもアドバイスをいただきながら自分たちで作成。

チームでワークショップを作り上げていく、そんなことを年明け早々始められるとは思ってもいなくて、ワクワクしながら企画していたら、新型コロナのオミクロン株感染状況が猛威を振るいだしました・・・この先どうなるのでしょうか。

後編へ続くー