こんにちは。環境のきく子こと、KANKIKUです。今日から9月。晩夏という名にふさわしく暑さが和らいでくるかと思いきや、まだ東京郊外でも日中35℃超え、明日は38℃の最高気温が予想されているという深刻な猛暑は続いています。
子ども達は、新学期が始まりました。夏休みは長いようで短く、またあっという間のようで、親はけっこう大変で長く感じたようなところも。
わが家はこの夏、千葉の九十九里の海を満喫してきました。大きな犬がいるので、犬と泊まれる海辺のドッグコテージで全自炊で2泊3日。数年前から何回か利用しているコテージです。

スーパーで食材を買い込み、5回分の食事を自炊。浄水機能がついている水道ではないので水やお茶なども2ℓペットボトルを買いました。
千葉の九十九里にくるのは実に2年ぶり。毎回、泊まりに行くとのどかな海辺で解放感に浸れるのですが、また別のこととして驚くのがゴミの分別がいかに自治体によって異なるか、ということ。
こちらの九十九里のコテージでは、プラスチック、プラスチックトレイ、ペットボトルも”可燃ごみ”で出してください、となっているのに驚きました。

家庭ごみの回収では、白トレイとペットボトルは分別して資源回収になっていたようですが(山武市のごみ分別表)、プラスチック容器包装(パッケージなど)が資源回収として分けられていることはなく、瓶・缶以外は可燃ごみで出す、という。実は、千葉のこの海辺町だけでなく、日本全国多くの自治体で同じように可燃ごみで出す、となっているのです。

そして、実はプラスチック容器包装”資源”としてリサイクルします、と集められる自治体も、再プラスチック製品になっているモノは20%ほどで、ほとんどはコークス燃料としてカタチを変え、燃やすエネルギーになって(サーマルリサイクル=熱回収)燃やされて終わる、というのが実情。なので、千葉の九十九里が、プラスチックを全部可燃ごみで出していいです、というのはあながち例外ではなく、結局燃やすのだから効率的に可燃ごみでまとめる自治体があっても、同じ使われ方(処分の仕方)なのかもしれない。
改めて九十九里でゴミの出し方を目の当たりにして、プラスチックゴミがなるべく出ないような暮らしにするのが鉄則なのだと痛感しました。
そして、もう消費者、生活者という”個人”の努力ではプラスチックゴミを減らすには限界があるかな・・・ということも。どうか各メーカー企業は、過剰にプラスチック包装された商品づくりをしない、過剰包装した状態で市場に商品を出さないようにしていただきたいです。切に願います。


きれいな海、空。
いつまでもこの美しい景色を残したい。