プラスチックは石油由来で環境に良くない、ごみになる、分解されることなく海に流れ出たら海洋汚染につながる、プラスチックをなるべく使わない、というライフスタイルにした方が良いのだろう、ということはだいたいの人に認識されるようになったことでしょう。

でも、衛生的で健康を大事にしている日本人の日常生活にプラスチックは欠かせない。やめられない。

そう思っている方も多いはず。

そんなわたしも、毎日使うものをどうにか脱プラスチックにした方が良いだろうと、色んなことを実践してきました。竹の歯ブラシやエシカルブランドのタブレット型の固形歯磨き粉を高いなぁ、と思いつつ買ってみたり、でもずっとずっとそれを続けていくのは、けっこうしんどいなというジレンマを抱えかれこれ4年。だって、ずーっと15年愛用している超音波の電動歯ブラシを大事に使うのも悪いことではないし、虫歯菌、歯周病を予防してくれるフッ素配合の高性能の歯磨き粉だって使いたい。

それなら、

すべてプラスチックフリーにしなくてよい、プラごみを出す頻度を減らそう

と気持ちを切り替えて、納得いくほどほどエコライフをコンセプトに暮らしていくことにしました。そんなわたしの日常のエコを少しご紹介していきます。

1.朝は瓶に入れた塩で歯磨きをする

朝は食塩を歯ブラシにつけてそれだけで歯を磨いています。

まず、朝は塩だけで歯を磨いています。普通の安い食塩です。塩歯磨き粉と商品もあるけれど、「塩」だけで全然良いんじゃん、と気づきました。空いたビンに塩を入れて、そこに歯ブラシをちょんちょんと入れて塩をつけて磨きます。すると、口の中で唾液の分泌が盛んにされ、一度ぺっと吐き出して、水で口をゆすぎます。とてもさっぱり。これは実家の父が、実はかれこれ10年以上、塩で磨いている、ということを耳にしたのがきっかけ。父は70ですが、差し歯が一本あるだけで、全部自分の歯。入れ歯もしていなければ、虫歯もなく、硬いものでもなんでも食べています。父いわく「塩で磨くと唾がたくさんでてきて、口臭予防になるし、自分にはこれで十分、歯磨き粉を買う必要はない、っていうことだ」と持論。

たしかに、塩って殺菌効果もあるし、歯茎を引き締めてくれる究極の天然素材。磨き終わると、さっぱり口臭も気になりません。ただ、塩の研磨効果で歯のエナメル質が削れてしまうこともあるのであまりお勧めはしない、という歯医者さんもいるようです。なので、磨きすぎはNG。そして、わたしも朝だけ塩で歯を磨くことにして、夜は市販のちゃんとした効能のある歯磨き粉を使うことにしています。歯磨き粉の減りが遅くなり、プラスチックチューブのごみが出る頻度を減らせるのも狙いの一つ。

2.ハンドソープは固形のせっけんがおすすめ、ついでに石けん置きはヘチマで。

ヘチマの石けん置きは、通気性がよく、洗面所がすっきり。

手洗いは、帰ってきたら、お手洗いに行ったら、料理したら、動物を触ったらなどなど、毎日何回もしますね。

液体のボトル入りハンドソープが主流となっている昨今の世の中ですが、わたしが子供のころは固形せっけんしかありませんでした。泡で出てくるタイプ、さらには手をかざせば自動で出てくるタイプ、様々な至れり尽くせり商品がありますが、そんなことしてくれなくても自分で泡立てられるんだけどな、とわたしは思っていますし、うちの子ども達も固形石鹸でも何も言いません。液体せっけんはなくなるのも早いので、すぐに買い足すことでゴミもでる。プラスチック容器に入っている、というのが私の中ではNGですし、

液体ソープは固形石鹸に比べ、製造に5倍のエネルギーを用い、20倍のパッケージングを用い、輸送に伴い15倍の温室効果ガスを排出する”(出典:書籍『これってホントにエコなの?』より抜粋)

手の殺菌消毒ができるの?と心配になるなら、薬用殺菌石けんを選べばよいですね。我が家ではおなじみの薬用石鹸ミューズを使っています。安いうえにすごく長持ちするので、これで十分だと、わたしは思っています。

そして、石鹸はヘチマをカットしたものを石鹸置きにしています。水切れと通気性がと良く、ぬめぬめも気になりません。洗面所もすっきりしますよ♪

ちょっとしたことから、プラスチック削減に取り組んでみませんか?

次回も、ちょこっとほどほどエコな日常をご提案していきます♪