こんにちは。先日、東京でも蝉の声がし始め、子ども達は待ちに待った夏休み。

なんだかんだ、大人はせわしい日々ではありますが・・・

小学生のお子さんのいるご家庭はもちろん、昔は子どもだったすべての大人の方にも、この夏は、酷暑猛暑の日中は、無理せずおうち時間。アマゾンプライムで懐かしのドラえもんの映画でも観るのはいかがでしょうか。

私事ながら、夫との初デートは2006年のドラえもんの映画鑑賞。その時劇場で観たのは『ドラえもん のび太の恐竜2006』。そこから、13年ほど毎年映画館に足を運んでいたのである意味、ドラえもん映画通なんです・・・(笑)

映画館入場特典でもらったドラえもんグッズコレクション

しかしながら、数年前から人気作家の方が手がけるようになり雰囲気もテーマも不二子・F・不二雄さんの作品とかけ離れてきてしまったドラ映画についていけず、子どもも大きくなってしまったのもあり、劇場には行かなくなってしまいました。

が!2018年ころから、レンタルビデオ屋さんや今ではアマゾンプライムで、昔の映画はまた鑑賞するようになり、特にここ半年、30年、40年前の作品を色々見返しています。もうそれが懐かしさと素朴さと、わくわくする怖さと深さと・・・・素晴らしい作品ばかり。不二子・F・不二雄先生が、ドラえもんの映画に込めていたメッセージというのは、未来の科学技術が人間と地球にどういう影響をもたらすか、自然環境を大事にすることは子ども達の未来につながるんだ、ということだったのかな、というのをしんみりしんみり感じます。

その代表作が34年前の1990年に公開された『ドラえもん のび太とアニマル惑星』。

のび太くんたちの住む町の象徴と言えば、住宅街の奥にある裏山。その裏山が、ゴルフ場開発で伐採されなくなる!?というので、のび太君のママが人間による自然破壊、環境汚染のひどさについてのび太君に語り、裏山の自然保護のため署名運動をするなど、行動を起こす。一方で、のび太君が迷い込むピンクのもやもやの先の夢の世界では、自然破壊もなく、擬人化された動物たちが平穏に暮らす惑星があり、のび太君が仲良くなったチッポという犬の男の子たちが楽しく暮らしている、そこにストーリーは荒れ果てた惑星(月?)で悲惨に生き延びていた未来の悪い人間が、アニマル惑星(プラネット)を見つけ侵略しようとする、という恐ろしい設定。どうやって、チッポ達を救えるのか!?という大冒険ものがたりなのです。

実は、この映画は、おそらくわたしが子どもの頃初めて劇場で観たドラえもん映画。暗くて広い映画館で、動物たちが人間のように2本足で歩いて話し、科学技術も発展した惑星で暮らしていて、それがとてもノスタルジックで、憧れて・・・エンディングの歌を聴きながら、ぼんやりとその暗がりの映画館でファンタジーの世界にふわふわと入り込んでいたことを記憶しています。

最近、6年ぶりにひとりで観たのですが、そういえば・・・と日記を引っ張り出して来たら、2018年に家族4人でレンタルビデオ屋さんで借りて鑑賞したときのことが書いてあったのでそちらもすこしばかり紹介します。

”「昔のドラえもんの映画、ママのお気に入りを観てみよう」と誘うと3人(夫と二人のこども)とも「観よう!」と言ってくれた。りゅうちゃん(当時8歳)もくぎ付けで見て「あ~ドキドキした~!!このドラえもんの映画めっちゃおもしろい~!こわかったぁ~!」と大喜び、そして、ひーちゃん(当時5歳)はときおりこわくて私にぴっとりくっついて観ていたけれど、こわくなって2階に逃げてしまったり、涙ぐんでしまったり・・・それほど影響を与えるストーリーなのだ。もちろん、ハッピーエンドだから安心して観ていいんだけど。

映画を観ていて、しずかちゃんが「ここが本当のユートピアなのね」というシーンがあって、はっとした。そういえば、”ユートピア”ということばを初めて知ったのはこの映画を観た10歳の時だと思いだした。「ユートピア」は改めて調べてみるとギリシャ神話の中に出てくる”どこにも存在しない理想の場所”という意味。28年の時空をタイムスリップしたかのような映画の旅!家族4人で見れたことも忘れられない思い出だ。”

映画はハッピーエンドだから安心して観ていいんだけど・・・って書いてた2018年。

2024年という今、この映画を観るとわたしには危機意識のほうが先にきてしまうのだけど、アニマル惑星には、まいごの子ネコちゃんと犬のおまわりさん、お手紙を食べてしまって何の用事のお手紙かわからなくなっている黒ヤギさんも登場しますよ(笑)ほっこりもしたり、こんなクリーンなエネルギーの車が未来には走っているかもしれない、と50年も前から想像していた藤子不二雄先生の空想力にも感動します。

ぜひ倍速などぜずに、集中して映画の世界に入り込んでみてほしい、そんなドラえもん映画を今日はご紹介させていただきました。

また次回のブログもお楽しみに♪