6,7月に東京都にある、まちづくり三鷹主催の女性向けスタートアップスクールという起業スクールを受講して、わたしのビジネス拠点でもある武蔵野エリアに起業仲間がたくさんできました。その仲間のひとり、吉祥寺で新たな事業に挑戦する仲間のIさんが、『プレゼン思考』というビジネス本を紹介してくれたので、本屋に立ち寄った時、パラパラと見てみたら、”これは、買って損はない本だっ”と思い、購入。7月下旬から読んでみたら・・・付箋だらけに!!!2月頃からKANKIKUとして環境問題にビジネスとして取り組もうと一念発起はしたのですが、まずはウェブサイト立ち上げて、ブログなんかを発信しよう、と完全に勢いで自己流にビジョンを決めて、パンフレットも作ったりしました。しかし、進めていくうちに、やりづらいなぁと自分でも気づいたのです。

初めのビジョンはとにかく課題改善したいことが2つの柱だったので、

1.日本のプラスチックゴミ削減を目指したい

2.日本の食料自給率向上を目指したい

と直球なセンテンスで2つ掲げたのですが、ビジョンが2つというのは、人に説明するときに”ブレる”、という壁にぶち当たりました。起業スクールの先生には、「ビジョンは、こういう社会、こういう未来にしたいっていうポジティブなメッセージを入れたほうがいい」とさらっとアドバイスをいただき、どうしたらいいのかな・・・と陰ながら悩んでおりました。そして、わたしには、仕事のつながりで出会った方で、経営やウェブ戦略(多くの人に伝わるための)の優秀なアドバイザーもいるのですが、その方にも「ビジョンとかコンセプトとかウェブサイトに何を書けばよいかわからないけど、なんか、ビジョンはひとつにまとめたほうがいいような気がしてきた」と話したところ「思っていたより気づくのが早くてさすが、いつ気づくかな・・・と思っていた」と言われ、ビジョンとコンセプトの位置づけなんかはじっくり練り上げていくといいよ、と励ましてもらっていたのです。今思い出すと、4月頃のミーティングでその彼から「ビジョンは一つのほうがいいよ」って言われてたわ・・・その時は「でも、わたしが取り組みたいことはこの2つだから、2つのビジョンで行く」と豪語していた・・・汗。

この本に出合うまでは、「ビジョン」「コンセプト」「ミッション」「パッション」どう整理していったらよいのか・・・モヤモヤ。精神的に苦しい時間が過ぎてゆきました。

この『プレゼン思考』というのはコピーライターの小西利行さんが書いていて、小西さんと言えば、お茶の「伊右衛門」や立川の「Green Springs」の開発、さらには数年前でいうと政府の経済喚起プロジェクト「プレミアムフライデー」にも携わったという超ヒットメーカーのお方。実は、わたくし、これまでコピーライターという肩書の人に対して”短いキャッチフレーズを考えるだけでがっぽり稼げるなんて楽な仕事だよな”、コピーライターって響きからして、うさんくさい職業だ、と横目で見ていたのです・・・それが、読んでいくと、名言がたくさん。敏腕のコピーライターという”言葉のプロ”が書く文章というのは、わかりやすく伝わってくる。私にとって、必要なメッセージが次から次へと出てきて付箋をしては、何回も読みなおしてました。教えてくれたIさんに、ほんとに感謝です!!

プレゼン思考 | 小西 利行 |本 | 通販 | Amazon

「伝える」のではなく、「伝わる」ことがビジネスのみならず人間社会ではとても大切。そして、改めて、

ビジョンとは、

「ワクワクする未来」のこと。

コンセプトとは、

そのビジョンを実現する方法・戦略のこと。

分かってきたよ~

わたしが目指すこと、わたしがKANKIKUとしてできること、取り組んでいく方法。

ビジョンは、「エコフレンドリーな消費社会の実現を目指す」

コンセプトは、「環境に耳を傾け、環境に効くことを実行していく」

SDGs、環境問題にビジネスの手法で取り組むべく、営業支援・商品開発事業を起業した私の個人事業、KANKIKU。コンセプトは、KANKIKUのキャッチフレーズでもあります。8歳の娘が考えてくれた屋号にこのコンセプトが今、改めてわたしの行動指針になっているんだ、とちょっと感動。自己陶酔に浸っています(笑)

この本を読み込んで整理し、これまで親身に応援してくださった優秀なキャリアパーソンの方々からのアドバイスを思い出しながら、先日、大幅にコンテンツをリニューアルしました。KANKIKUのビジョン・コンセプトについて、プロフィール、やSDGsの取り組み、環境に対するやさしい提案を加筆しましたので、ぜひウェブサイトにお立ちよりいただけましたら嬉しいです!

SDGs環境目標に特化した営業・商品開発事業のKANKIKU – KANKIKU (kan-kiku.com)

そして、小西さんに感化されたわたしは、小西さんの仕事における重要なメモ術本も読ませていいただいております。題して『すごいメモ。』

最近考えることがいっぱい過ぎて、頭の中がカオス状態になり、生産性が下がっていることを自覚してるので、これはまたわたしにぴったりの2冊です。

この夏は、新型コロナウイルス、デルタ株感染爆発中。緊急事態宣言地域が拡大、子供の感染なども心配されているのもあり、KANKIKUもなかなか軌道にのらない(泣)と気が滅入っているのもありますが、ドラマで見たドラゴン桜、桜木先生の言葉「今、お前らは滑走路を走っている飛行機だ」に励まされ、わたしも飛び立つための準備だ、と自分で自分を励ましてます(笑)