エコフレンドリーな社会実現を推進するKANKIKUこと、環境のきくこです(笑)!2022年、KANKIKUを立ち上げて丸1年が経とうとしています。一年を振り返ってみて、身近にどんな変化があったか。今日は、うちの中でのエピソードをご紹介してみたいと思います。

夫のことなんですが。

わたしの夫は、”きれい好き”で、”効率第一主義”なタイプ。エコなことを推進したり、環境に良い生活をするために不便なことを進んでやるなんてまったく関心がなさそうで、わたしがエコなことを取り入れたいと言ってもなかなか協力をしてもらうには手ごわいオトコです。なので、1年前に環境オタクとして、毎日エコなことを熱弁していたわたしが言われたのは、

「僕の環境意識を変えられたら相当すごいと思うよ」でした。

そんな夫ですが、プラスチックや過剰包装には共感してくれる部分があったようです。

あるとき、地方に住む父の誕生日に冷凍餃子(父の好物が餃子なので)を贈ろう、ということで、ネットでどの餃子を買おうか探してました。そして、夫が選んだのは「ねぇ、この餃子ならトレーもついていなくて過剰包装じゃなさそうだから、この餃子を選びたいんだけどいいかな?」と。トレーに入っていない冷凍餃子でした。

わたしは、びっくり。

冷凍餃子って、内装トレーに餃子を敷き詰めていてプラスチックゴミが2重にでるなぁと思って敬遠していたので、そこを夫も気になっていたことに驚きました。

そして、昨年の衆議院選挙の時。投票日は雨でした。

傘をさして、夫と一緒に投票所に行ったときのこと。入口に傘袋が設置されていました。誰も並んでもいないし投票って30秒~1分で終わるのに、わざわざ傘袋に入れるのもなぁ、ということで私たちは、入口付近の傘立てに傘を置いて投票。帰りに、夫は「あのさ、あの傘袋ってゴミじゃないか。たかが30秒の投票のためにビニールの傘袋を使って捨てさせて、日本人ってどうかしてる。みんな考えもせずおいてあるから使うだろうけれど、ゴミが増えるだけじゃないか。濡れて滑ったら危ないっていうけど、公民館の中でブルーシート敷いてあるし、走るシチュエーションもないし・・・ほんと、こういうのがゴミが増える原因なんだ・・・」とずっとぶつぶつ文句を言っている。私以上に、傘袋に不満を募らせているではないですか。

そして、ある時は・・・ひとりでホームセンターに買い物に出かけた夫から電話がかかってきました。

わたし:どうしたの?

夫:あのさ、庭と玄関先の落ち葉を掃くためのほうきがダメになってきたから新しいのを買おうと思っているんだけど、一つは天然のしゅろぼうきでプラスチック製じゃないやつで、でもそのとなりに、ほうきの部分がプラスチック繊維なんだけど、どっちがいいと思う?

わたし:値段はどうなの?

夫:同じくらい。

夫:プラスチック製じゃないのが本当は良いんだろうけれど、掃き心地で言うと、プラスチックほうきのほうが、庭の落ち葉をしっかりかき集められて長持ちしそうなんだ。しゅろのほうは、毛が抜けてダメになりそうで・・・

と迷っている様子。

つまり。プラスチック製を買って帰ったら私に文句を言われると思って棕櫚ほうきを買った方がエコだという認識はある。けれど、長持ちする方を選ぶなら、このプラスチック製のほうきで、かつ性能も上なんだ、ということ。

わたしは、その心遣いにちょっと心くすぐられました。

わたし:長持ちするしっかり掃除できるプラスチックのほうきの方を買っていいよ。

と伝えると、安心したように、そちらをお買い上げしてきました・・・

最近では、夫は「日本ってさ、モノを買うとゴミを捨てることから始めないといけないよね。」「かさ増しで見せかけのパケージ商品とか、ほんとゴミを買っているようなもんだ」と威勢よく日本の消費社会に文句を言っているのです。

それを聞いて子供たちは「なんか、パパも環境のきく子に洗脳されてきたね」と。

そんなわけで、我が家ではわたしが今年の目標を立てました。

昨年より、プラスチックゴミを半分に減らす!

今の現状だと、モノを買わない、という消費で経済貢献することからは逸脱してしまいそうですが、ゴミも減らせて納得のいく買い物をしたい、財布の紐をきゅっと絞ってここぞというときに開くつもりです。