こんにちは!KANKIKUこと環境のきく子です。過剰包装をやめよう、とプラスチックゴミ削減を提案し続けてかれこれ4年目に入りました。市の廃棄物等減量推進審議委員になって会議で発言したり、企業にかけあったり、SNSで発信したり、ポップアップのカフェショップを開いて簡易包装で焼きたてクッキーやペットフードをお渡ししたり、地道なことをしてきたのですが・・・

今年に入り、わたしが非常に困っていることがあります。

それは、日本は一人当たりのプラスチック容器包装排出量が世界で2番目に多い、プラスチック廃棄大国(過剰包装社会)である、という国連調査報告のデータが2014年に出されて以来、どの文献やネットリサーチをしても、最新状況がわからない、ということ。

もともと、パンデミック真っ只中の2020年に、こちらのグラフを朝日新聞と環境問題に関する書籍で見たのがきっかけで、プラスチックがもたらす環境問題に危機感を覚えて、KANKIKUを立ち上げた私。

しかし、このグラフのデータが出たのは2014年。10年も前のものなんですよね。

そこで、今年に入ってすぐ、わたしは日本の現状を知るために、最新のランキングを入手する必要がある、と思い調べ始めました。といっても、個人で推進事業をしている身なので、どこの誰に聞けば答えが出るのか・・・しっかり調査ができそうなところに聞いてみようと、下記のところに問合せをしました。

① 今年1月下旬。国際環境NGOのグリンピースジャパン(プラスチック問題にかなり力を入れて、削減を訴えている団体です)に問合せメール→少ない人材で運営しているため時間がかかるが、調べてまた連絡します、と返信あるも、その後は、もう数か月音信なし。

② 3月。朝日新聞経済面に、「EUでプラスチックの食品包装規制が合意された」というプラスチック問題に関する詳しい記事が出たので、その記事を書いた記者宛に、朝日新聞までメールにて問合せをする→返事なし。

③ 4月。日本社会を見渡すと、どうも2年前より脱プラへの動きや関心が薄れてきているように見えて仕方がないので、しびれを切らしてくるわたし。そこで、日本プラスチック循環利用協会に問合せる。→回答あり。だが、2014年のデータが最新版だと思う、との返答。

こちらのグラフを送ってくださった。

そして、”EUはヨーロッパの国の集合なので、「1人あたりのプラスチック容器包装排出量」は、日本、アメリカ等単一国とは比較は出来ないと思います。”

とのこと。

まぁ、そうよね。

つまり、国別ランキングデータが2014年以降されていない?ということなのでしょうか。

10年で、だいぶ変わると思うので、つまり今現在、日本が世界から見て、アメリカと中国に挟まれ2番目にプラスチックを廃棄しているかはわからない。

ということ。

国連で調査報告書を出したのが2014年でその後は、調査すらしていない??

っていうことは、日本がどういう状況かわからないままに、私たちはどうプラスチック問題に意識を向ければ良いのでしょうか?

わたしはプラスチック問題に関する環境書籍を読み漁っていますし、東京のデパ地下で働きながらプラスチック消費の市場調査もしているので、プラスチック削減への関心は高く、知識もあるのですが、肌で感じるのは、パンデミック2年目の2021年にはSDGsが大きく謳われて、社会の関心や製品開発の動きが声高に伝わってきていたけれど、パンデミックからの社会状況も落ち着いてきた今現在、プラスチックを削減しようとする社会のしくみや制度、そしてなにより人々の意識は鈍ってきている、ということ。エコエコ言ってられないよ、っていう声まで聞こえてきそう・・・

そもそも、先進国で豊かな生活に慣れた日本の人々というのは、美と健康、豊かな食文化には関心があっても、環境にはあまり関心をむけられないのかもしれない。環境問題に関心がある方も、オーガニックの食べものを食べること、育てること、買うことなど自身の健康に関係することにはアンテナが高いけれど、ポリ袋を使うことや個包装されたお菓子を買うことなどにはさほど抵抗は感じない。それより、良い素材の美味しい商品を日持ちさせ美味しく食べることのほうが大事だから、プラスチック包装をしっかりされたものをあえて買うのはアリ、という選択もわからなくもない。

”便利さがもたらしたひずみをどう正したらいいのか”と天声人語(朝日新聞 24年4月3日)に書いてあった言葉をそのまま、復唱してみたくなるわたし。

これではまずいなぁ。

なにせ、データがないのですから、指標がない。

でもね、日本って本当にプラスチック包装が過度に多い。ゴミがたくさんでているのは、日々生活していて感じませんか?

高温で燃やせばいい、リサイクルされているからいい、という勘違いがまずいんです。

わたしが今年するべきことは、少しずつ、わかりやすく、納得してもらえるように、プラスチックを減らさないといけないのはなぜか、説明し伝えること。みんなで少しずつ努力すれば、いいってことを知ってもらって、そして実践する姿を見せること。政府や企業にも目を向けてもらって、しくみや制度を整えていくようなエンジンをかけてもらえるにはどうしたら良いか、葛藤すること。そんな葛藤を保持しながら、できたこともできなかったことも、正直にみなさんに伝えていけたらいいな、と思っています。時間はないのでのんびりはできないのですが!

そして、このブログを読んでくださったメディアの方、大学機関の方、自治体政府の方、もし指標となる”日本のプラスチック排出量”の最新データがグラフ化されているものがあったら、ご連絡いただけましたら幸いです。