日本の美味しい農産物を日本人の私たちでこそ、もっと支えたい。
そういう想いを抱き、米粉推進家、米LOVE倶楽部、都市農地保全活動のための畑仕事、日本茶愛好家と、手広く日々”美味しい”を研究していますが、今年に入ってからは、”あんこ炊きのきく子”と呼んでもらえたらいいな、なんて思いまして、ポップアップカフェであんこを炊いて、抹茶白玉ぜんざいやお汁粉を作ってきました。
思い起こせば、数年前までは自分であんこを炊くようになるなんて思ってもいなかったものです。でも、やってみたらできるじゃない♪しかも、美味しいじゃない♪とあんこがもっと好きになりました。
わたしは手軽に気軽にあんこを楽しむのが目的なので、思いたったらすぐ作れる圧力鍋を活用します。そして、あんこを炊く、というより煮るという作り方をしますが、回数を重ねて、小豆の量、砂糖の種類、量、そして隠し味の塩の按排でこれが好き、というのがわかってきました。実際に、家族やカフェでわたしの作るあんこを食べて「おいしい」と目を細めて幸せそうに言ってくれる方のお顔をたくさん見させてもらい、そんなに喜んでくれるなんて・・・とわたし自身、驚いたと同時に嬉しい気持ちに。
あんこをもっと研究したい、というやる気が芽生えました。
そのとき興味を持ったのが、その小豆の品種。
小豆の品種によって、あんこの味ってどう違うんだろう??食べ比べをしてみたい。
そう思うようになり、色んな小豆をネットや小売店で取り寄せはじめました。
たいていの場合、あんこ1回炊くのに小豆300gを使うので、砂糖や水で煮ていくと相当な量。何種類かを作っても鍋は一つしかないし、一人では食べきれないし、家で作っても、消費しきれない。
そこで、調理室を借りて、あんこ好きの友人たちに協力してもらい、一度に3種類の小豆であんこを炊いて、その味比べをしてみることにしました。
選んだ品種はこちらの3種。
- 北海道産えりもショウズ(あんこの定番と呼ばれるあずき)121円/100g
- 十勝在来種新選小豆(慣行栽培)300円/100g
- 北海道産大納言小豆(農薬・化学肥料不使用)260円/100g




えりも小豆(しょうず)はあんこの定番とされる小豆。価格もだいたいお手頃です。今回は、そのほかに、十勝在来品種の希少小豆と呼ばれる真選小豆、農薬・化学肥料不使用の北海道産大納言を選びました。こちらのふたつは、希少品種と言うことや栽培方法もこだわりがあるものなので、少々価格は高めです。
小豆の味比べをしやすいように、砂糖は上白糖とグラニュー糖を使用。(300gの小豆に対して、砂糖はそれぞれ100gずつの200gを使用。)最後に味を立たせるために瀬戸内の藻塩を少々隠し味程度に加えます。
渋きりをした後に、800~900mlの水を加えて、 圧力をかけて20分煮ると、蓋を開けた時にふわっと小豆のやさしい香りが広がり、それだけでうきうきしてきます。
小豆が指でつぶれるほど柔らかく炊けていたら木べらを使って、小豆を粗くつぶしながら砂糖を少しずつ加え混ぜます。
艶っとした仕上がりになったら完成。
早速、味を見ていくと、色や食感の違いがよくわかります!
3人で味比べをしていくと、
えりも小豆
・万人ウケするあんこ(みんな大好きエリモショウズ)
・主張しすぎない小豆の味
・小豆って感じの豆の味。
新選小豆
・柔らかくて上品な舌ざわりがする
・甘みがすごく出ておいしい
・特別仕様のあんこって感じ
・香りがいい
・大人向けのバランスが取れた上質な味
・甘いのが食べたいってときに良い
・こしあんにしても良さそう
大納言小豆
・粒が大きく、味が濃い
・粒あんに向いている
・小豆の皮の味が強くて美味しい。
・クリームチーズやいちご大福など甘酸っぱいものと合いそう。
というような感想が出ました。
あんこの食べ比べは誰かと一緒に♪楽しくて美味しい!
協力してくれた友人のひとりは、なんとあんこが苦手だったという方なのですが、カフェ営業の時に、わたしの手作りあんこを食べたら大好きになった、という。「生きててよかった」とまで言われて、それはさすがに誇張しすぎだと思うのですが(笑)、喜んでもらえたのならこんな嬉しいことはありません。
小豆の粒の大きさや、炊いた後の柔らかさ、ほっくり加減、三種三様で発見があってとても面白い!と三人で絶賛。




家に持ち帰ってからも、あれこれアレンジ。
白玉にあわせたり、バニラアイスのモナカにのせてみたり、あんずジャム&クリームチーズ&あんこも絶品(大納言のあんこ)、あんぱんはやはり王道ですね。
次回のブログではあんこの栄養、効能の話、さらに第2回目の研究会のレポもお伝えしていきます!
