KANKIKU for the future読んでくださりありがとうございます。環境の観点から、米粉を推進している”環境のきく子”です。日本の食料自給率はカロリーベースで37%、という数字に危機感を抱き、本気で日本の農産物を応援したくて購買活動をせっせとしているわたしですが、特に米粉に凝りはじめてしまい、「米粉」という文字を見かけるたびに、ついつい試しに買ってしまう自称”米粉マニア”です(笑)

さて、わたしは米粉の魅力を学び愉しむ、をコンセプトに、「米粉は美味しくて、カラダにやさしくて、日本の農業を支えられる!」ということを伝えたくて、料理のプロとタッグを組んでワークショップなどをやり始めたら、まさに美味しいし楽しいしためになるし!ということで、これからも発信力を高めてさらに続けていこうと張り切っています。

これまで、米粉は「なんかカラダに良さそうだけど、いまいち使い方わからない」「小麦アレルギーの子供がいる家庭が、代替食材として食べるもの」「”グルテンフリー”にこだわり、健康的なことを追求している人が食べてる穀物」という位置づけだったように思います。わざわざ米粉じゃなくても、小麦粉のほうが安く買えるし、パンとかパスタ美味しいから米粉は別に興味なし・・・そんな方にも、ぜひ米粉ってそんな特別じゃないんだよ、ということをまずお伝えしたいです。

という、わが家も私自身を含め、家族みんな食物アレルギーがないので、まさに米粉をあえて食卓に取り入れる機会がほとんどありませんでした。

貿易の自由化(ざっくり言い過ぎましたが)や食の多様性に伴い、パンやパスタの消費が急増、ここ5年10年では小麦粉の消費率が米の消費率を上回っています・・・米余りということを聞いたり、米農家さんが減っていく、ということをメディアで見聞きしても、お米は普通に手に入るし、当たり前にあるから危機感はないのかもしれません。

でも、食料自給率を向上させたいという想いは皆同じなはず。

かと言って、お米をせっせと食べましょう、では限界があるわけです。

そんな流れで、わたしは環境のことを仕事として取組みはじめたときに、農林水産省の「米粉倶楽部」を通して米粉のことを知ってから、これは小麦粉と同じように使ったり、気軽に小麦粉と混ぜて一緒に取り入れていけば、なんてことないじゃないの!と気づいたわけです。

米粉は腸にもやさしく、油の吸収も低く、アミノ酸が多くふくまれカラダもやさしい、そしてカリッともちっとさくっとした食感も出せたりとなかなか優秀なんです。

今日はVol.1ということで、米粉を使ったたこ焼きと天ぷらのレシピを紹介します。

たくさん食べても食後もたれない♪米粉のたこ焼きレシピ

材料

たね(米粉1カップ・卵1個・水290㏄・ベーキングパウダー小さじ1/4)

具(タコ・ネギ・紅ショウガ・キャベツみじん切り少々・かつおだしパウダー小さじ1)削り節・青のり・お好み焼きソース

作り方

1.たねをボウルに入れよくかき混ぜます。(米粉料理にはベーキングパウダーがセットなってくっついてくることが多いので常備しておくと良いでしょう)

2.1にキャベツ・ネギ・紅ショウガをすべてみじん切りにしたもの、かつおだしパウダーを加えて混ぜます。

3.たこ焼きプレートをしっかりと熱し(煙が出るくらい)、油をしっかり塗ります。そして、一口大にカットしたタコを丸い穴に入れていきます。

4.中火~強火のまま、3に2のたねをなみなみと一気に注いでいきます。

5.たねのフチがこんがりとした色になってきたらピックを使いながらくるりとひっくり返してください。

6.時々くるくるとむらなく回し焼き目をつけていき、まん丸く、全体がきつね色になったら出来上がりです。

7.お皿に盛り付け、お好みでお好み焼きソース・青のり・削り節をトッピングして、召し上がってください!

カリッとサクッと、衣が美味しい米粉と(小麦粉ミックス)の天ぷら&かき揚げ天レシピ

材料

米粉1カップ(足りないと感じたら、お好みの応じててんぷら粉や薄力粉を混ぜてもよい)・水1カップ・卵1個

揚げ油(おすすめは、米油やごま油。仕上がりの味がワンランクアップします。ただ、菜種油でもサラダ油でも良い。)

かき揚げのおススメ材料(玉ねぎスライス・桜エビ、お茶っぱ・人参千切り・枝豆など)・天ぷらはお好みの材料で。

作り方

1.ボウルに卵を溶いて、水1カップを入れて泡だて器でかき混ぜます。そこに米粉を少しずつ入れてよく混ぜ合わせます。ぽってりするくらいがかき揚げには良いでしょう。もし粉が足りないと感じたら、市販のてんぷら粉や薄力粉を足しても良いですし、米粉を足してお好みの固さに調整します。

2.1に玉ねぎなどかき揚げの材料を全部混ぜ込みます。

3.天ぷら鍋に油を入れて(量はできれば具材がしっかり隠れるくらいは入れてください)、170度から180度に熱します。

4.お玉などで2をすくって、一つにまとまるように3の鍋に入れて片面3分から4分ほど揚げます。(あまり菜箸などで、さわらないこと)

5.下面がしっかりと上がってきつね色になったら裏返して表面もきつね色に揚げます。

6.5の天ぷらをバットなどに上げます。気になる方はキッチンペーパーなどで油を吸い取らせてから、お皿に盛り付けてください。

7.出来上がり。

天ぷらは、揚げたてなら、正直なところ小麦粉でも米粉でもどちらも美味しいです。

ですが、米粉を使うと、食感がより食べ応えがあって、育ち盛りのお子さんや若い方には満足でしょう。また、逆に、脂っこいものはそんなに量が食べられないけれど、かき揚げ食べたい、というような方にとっても、米粉で作ると食後の食感が軽く、またもたれにくいのでおすすめです。

レシピを読んで、なんか素人っぽいと思った方(笑)!そうです、元専業主婦で主婦歴十●年、料理はパパッと適当なKANKIKU流レシピなのですが、それほど米粉は小麦粉と同じように気楽に使える、ということを理解してもらえたら嬉しいです。

米粉は、スーパーの小麦粉売り場の端にちょこっと売っていたりしますし、東京近隣であればスーパーのサミットさんなんかは、米粉をPBで3種類も展開され、手ごろな価格で買えるようになっています。また、地方の農産直売所や道の駅でも見つけることができますので、難しいと思わず、気軽に米粉を試してみていただけたらと思います。

ということで、米粉のことはお伝えしたいことがまだまだありますので、vol.2、3、4くらいに続けていきますね!

次回もお楽しみに!