<2つ目のそもそものはじまり>


2020年のコロナによるパンデミックから、プラゴミ排出量や食料自給率の問題に意識が高まった。この2つの課題を解決したいという思いからわたしは関連する本を読み漁りはじめた。すると、おのずと環境問題全般についての知識を深めなくてはいけない、ということにたどり着き、気候変動による温暖化の問題は避けては通れなかった。グレタ・トゥンベリの伝記を読んだり、彼女の活動をネットや映画で観たり、ほかにもテレビ、新聞、映画、書籍を手あたり次第集めて知識を得ようとのめりこんだ。
そんなある時、引き出しから2017年9月にわたしが朝日新聞社の投稿欄に投稿した記事が出てきた。
新聞社がつけてくれた見出しは『温暖化対策 私に出来ることは』。

当時35歳主婦という肩書で朝日新聞の投稿欄[声」に掲載

“7歳の息子がアイスを食べながら「南極と砂漠が同じ所にあったら、暑い時すぐ寒い所に行けるからいいよね」と言った。子どもらしい発想・・・で済めば良いが、アラスカの森に砂漠が広がっているという記事と写真(7月17日)に衝撃を受けたことを思い出し、その話をした。

「なんでそうなったの?」と尋ねる息子に、地球温暖化の影響なのだろうね、と答える。温暖化対策は私が小学生のころから言われているのに、この20年で定着したのは、マイバッグとアイドリングストップくらいのような気もする

 国際会議で温室効果ガスの削減目標は立てられても、実際何をどう変えていけばいいのだろう。わかりやすく大胆に何とか進歩できないものかと、案じているだけの私も非力なのだと痛感する。“

(朝日新聞 東京版朝刊 2017.9.4)

当時、7歳だった息子との会話は当時『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』上映されてそれを観たのもあって、そこからきたのだと記憶している。 アラスカに砂漠が広がっているという写真はとてもショッキングなものだった。

アラスカの森に広がる砂漠デューン (朝日新聞2017年7月17日より)

あの頃から、環境問題に危機感を抱いていたはずなのに、自分は非力だと消極的で目の前の育児や家事、仕事をこなす毎日で国産野菜やお米を購入するとか、ゴミの分別くらいの微々たる環境配慮しかできていなかった。パンデミックによって、わたしは無力かもしれないけれど、主体的に自らやるべきことから目を背けない人生を送りたい、そう思うようになった。