新年あけましておめでとうございます。2021年大晦日の朝8時。わたしは、ふたりの子供と京都、清水寺を訪れておりました。人も少なく、雪がちらつく中、朝日が差し込み、空は明るく、空気が透き通って、歴史的な場所で一年の締めくくりの日を迎えることができなんとも神聖な気持ちに―。
昨年は、雇用されて働くことから飛び出し、日本が抱える環境や農業課題にビジネスの手法で主体的に改善していく足がかりをつけよう!と、勢いで一人起業。”フリーランスとして営業支援をする女性”という位置づけの働き方はわたしにとってベストな選択だったと自分自身、心が軽くなり、とても充実した一年でした。なにより、家族のサポートをはじめ、応援してくださる方々との出会いが嬉しかった一年でもありました。
今年は、何人かの方からご意見いただきまして、KANKIKUカンキクは「環境のきく子です♪」っていう打ち出し方で、親しみのある雰囲気をもっと出していこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたしますっ。
と、ブログの出だしはオッケーでしたが・・・
今、わたしには頭を悩ませている宿題がありまして・・・
この度、軽い気持ちで応募した、市が主催のビジネスプランコンテストのファイナリストに選出していただき、来る1月22日に最終プレゼンテーションを控えてまして・・・7分間で自分の事業についてのプレゼンをするにあたり、昨年から大変お世話になっている起業支援マネージャーの先生の指導のもと、一次審査のアドリブプレゼンでは全然ダメ!というのは自分でもわかっているのですが・・・
西東京市ビジネスプランコンテスト (nishitokyo-bizcon.com)
「木村さんはファイナルステージにむけてプレゼンの猛練習が必要です。プレゼンをきちんと最初から組み立てて仕上げるように頑張って!!」
と、しごかれまして・・・苦笑。

先月半ば、プレゼンの台本(シナリオ)を書き上げ、それをもとに先生の個別面談をうけましたところ、コテンパンにダメ出しをされ(”有難い的確なご指摘”という意味です。)プレゼンの練り直しとスライド作成しないとなぁ、と思いつつ現実逃避している年末年始。お正月明けに取りかかります。
冬はこんなかんじでこたつワークしてます@KANKIKU 夜な夜なプレゼンの台本作成中@KANKIKU
でもね・・・
こういうプレゼンの機会というのは、勉強になることばかり。わたしは何ができる人なのか、目指しているのか伝わる説明を作り上げていく段階で、自分自身の進んでいる道すじを再確認できるなぁって実感もあります。
それに、昨年の締めくくりの月12月は、ふたりのキャリアウーマンの先輩から本当にありがたい言葉をいただいて、感激で心がうるうるとしていました。
まず先ほどの起業サポートをしてくださっている先生。
わたしのプレゼンの指導をしてくださった際に、おそらく、わたしのウェブサイトを読んでくださっていたと思うのですが、
「木村さんの事業でお客様、依頼先のパートナーが得られる収益って、パートナー契約料をいただくとしても、その後、パッケージのエコ化によって梱包コストなどを下げてそれが社会的にも受け入れられて良い商品として消費者に届くことによって長期的な利益をもたらすものでしょ。それとか国産品の商品を推進する事業をとして、最終的には生産者さんが潤う、そういうお手伝いをしていく、そこがKANKIKUの収益性というものなんだから、それをプレゼンで伝えてほしい」
とおっしゃてくださって。私が、プレゼンの審査項目をもとに”独自性””収益性”についてアピールするには、ほかの方とどう違うのか、というような差別化の話を入れ込んでいたけれど、はっと気づかされたのです。
私が自分の能力を生かしてこの事業を通じて目指していることは、そういうことだよね、ホームページで熱く書いていたところ、自分で見逃していた、と。
もうひとりは、東京都の起業支援センター(Studio Hub Tokyo)でコンシェルジュ相談をしていらっしゃる小林さんという女性起業家。福島の地域産業を活性化させるべく地域商社の会社陽と人 (hito-bito.jp)を経営されています。福島にある地域資源(桃やあんぽ柿)を魅力的な商品として形にして全国に向けて販売。昨年は、3、4回ほどお世話になりました。いつも、わたしのまとまりのない悩み相談をじっくり聞いてくださり、道筋をばっちり示してくださるんです。
あるときは、「一点集中。ほかの情報は意識して見ないようにして、一個一個の実績、1円の売上を大事に作っていくことをしてみるといいですよ」と。
そして12月には、わたしは今いただいているお仕事(味噌やこんぶ石けん)や一緒に何かできたらいいね、と人とのつながりから関わっている地域資源(日本茶や、茶の実、米粉など)をわたしはどうしていきたいのかわからない、という悩みに対して、「自分がEC事業の販売会社を作りたいわけではないけれど、形にするって私にはどういうことができるのか?」とモヤモヤしていたのです。
その時、小林さんから「木村さんは、消費者の方が納得する商品を作るお手伝いをする」っていうところを磨いていったらいいんじゃないかな?」と。
消費者目線がある営業マンのわたしが”消費者が納得する商品を作る手伝いをする”役割を担う。
名言だわ・・・そっかそっか。と深く納得。
ボランティアという自己満足で、環境問題に取り組むのではなく、事業として成果を出していきたい。という想いはブレてないにしても、こういう道すじって、試行錯誤してもがいて進んでいるうちに、どっちの道に行くの?と霧がかかって立ち止まるときがあるんですよね。
頭脳明晰なうえに、ハートがあったかい起業家先輩のアドバイスをいただけるなんて、本当にわたしって恵まれている!!
こういう出会いが感動的で・・・
2022年は、環境に耳を傾け、環境に効くことを、目に見える形として実現し、みなさんに成果をお伝えしていきたいです。
コロナを吹き飛ばすくらいの明るく前向きなパワーで!!突き進むぞ!