こんにちは。KANKIKUこと環境のきく子です。

つい先日のこと。令和4年9月21日の前夜、環境活動家武本匡弘さんが、東京都東久留米市の市民大学公開講座で登壇するということを武本さんのInstagramで知りました。市民じゃなくてもだれでも無料で当日先着30名受講できるの!?ということで!

翌日、自宅から30分かけて自転車飛ばして、聴きにいってきました。

市民大学の公開講座なので、シニアの方々が多いだろう、30分前行動するような方々に負けてられない!と・・・笑。無事、会場に入ることができほっと一安心。やはり、白髪の方々の中では、このわたくしはけっこう目立っていたと思います(笑)

環境問題に取り組まれている先輩方の中でも、プロダイバーであり、全国規模のダイビング会社を経営されていたという武本氏。海に異変が起きていて大変であることを目の当たりにされてから、7年前に環境活動家に転身。”気候正義”について発信しながら、神奈川県藤沢市にエコストアパパラギを立ち上げられたり、竹製のプラスチックフリー歯ブラシを日本のメーカーさんと製品化されたりしてきたことなど、わたしは以前から武本さんのブログやフェイスブックの投稿を拝見し影響を受けてきてまして、ファンでありました。特に武本さんのブログはどのトピックもわたしが目指していることに重なることが多く、武本さんの人柄が前面に出ていらっしゃる文章の雰囲気から大きな勇気と前向きな使命感をいただき、感銘を受けてきました。

左:KANKIKU 右:尊敬する環境活動家武本匡弘さん お写真撮っていただきました♪海をテーマにしているということで、ブルーのコーディネート、そして地球色の天然石ピアスつけていきました。
10、20年前の海の中のサンゴと現在の様子を比較した画像などをみる。

武本さんの講演を聴くのは、2回目でしたが毎回お話されるのは「気候変動」という言葉ではなく世界で使われているのは「気候正義」である、というお話。日本の中だけで目先の利益、自分たちの便利さ豊かさだけを追求した経済活動をしていても、それは世界につながること。気候変動がもたらす影響は、人的に起きた自然災害でもあり、パキスタンの洪水被害なんかみても、これは他人事ではないって思うのです。

わたしも、SDGs推進事業家と名乗ってみることにしたのは、2030年を見据えて一日でも一年でも早く、この過剰な環境負荷の要因になっているプラスチックゴミの過剰使用を1ミリでも1グラムでも減らしたい、自給率などの食料問題や農業の未来を守りたいという気持ちがあって。そのためには、私のような脂ののっている(社会経済を回している)現役世代こそが、危機意識を持って、「よっしゃ、10年後、20年後の未来に向けて今すぐやったるで~!」とエンジンかけて動けたらいいし、そのためのガソリンなり方向性を示すナビになれたらと。そういう志で、名乗ることにしたのです。

だから、SDGs環境教育が小学生ら子供たち向けの書籍がたくさん出版されたり、出前講座をやったりとしていますが、大人が”いいことやっている感じ”に浸っているとしたら、それは的外れだと思っています。子どもたちが社会に出るころって、20年後とかでしょ??その時にはもう遅いじゃんって。あとは、高校生や大学生、社会経験の浅い若者がスウェーデンのグレタさんの影響を受けて、気候正義アクションを起こすこともあるけれど、彼らの思いは大事だとしてもできることが抗議デモだったり、おしゃれに自分のライフスタイルに取り入れるというようなファッション的な要素もあったり。SDGsって響きは良いけれど、そんな輝かしいテーマではないんです。わたしは、私と同じ世代の方々とこの危機意識と希望の意識でつながりたいって思っているんだけど・・・こういう講演会なり環境テーマにしたことって、熱心に勉強していらっしゃるのがシニアの方が多くてね・・・苦笑。それはそれで、意義のある事なんだけど・・・なんか複雑な気持ち。

つまり、真ん中の世代の知識と理解がすっぽり抜け落ちているのよね・・・そんな風にわたしには見えています。だって、子育て真っ最中だったりする現役世代の私たちって、自分たちと家族の生活をいかに回していくかで時間にもお金にも余裕がないものね。お勉強している暇なんかないってなわけですよ。

だから、わたしがこうやって武本さんの講演を聴きにいって、ブログにまとめてお伝えしますっ(鼻息荒い・・・)

武本さんは、講演がとても上手で「環境問題という重たいテーマだからだんだん暗い気持ちになるけれど、笑うポイントを8つ用意してきました」といって2時間の講演があっという間に感じましたし、ところどころ熱く語られることもご自身が自分の目で見てきていることなので、すっと入ってくる。とても勉強になりました。

環境問題について、SDGsについて、わたしも熱いことを言っちゃうけど、たしかに武本さん曰く”青筋たてて、「地球が大変だ~!」と叫んでもドン引き大将もの”ってわけでって・・・なるほどなぁ・・・

自分自身、KANKIKUとして今後どうやって発信したら、伝わるようなことができるか、再考するきっかけとなり、わたしにはこちらの公開講座は本当に有難い機会でした!!東久留米市の市民大学さんに感謝です。

KANKIKUが手がけているのは、過剰なプラスチック利用の社会改善なのでこれはど真ん中にささるスライド。

まぁ、まずは、過剰なプラスチックゴミになるような商品をやめていくとか、ゴミ減らしたい!という意識を持ってもらうこととか、地産地消の新鮮な野菜を食べて幸せ感じる、とか、エコなことしたらなんか節約できた、るんるん!とかそんな感じで、”エコって良いことだわ~”って思ってもらう日常からスタートしてもらえたら嬉しいな。

わたしも、そんなエコフレンドリーを取り入れやすい発信をこれからも続けていきたいと思いますので、次回もどうぞよろしくお願いしますっ。

環境のきく子でした~!

PS 武本さんの講演で、今すぐできるエコアクションとして印象に残っていることをご紹介します。

1.自然・再生エネルギーの電力会社に切り替えましょう。(まったく環境によくないような電力もあるので、ちゃんと調べてね。ちなみに、我が家はパルシステム電気です)

2.バナナがプラ袋に入って売っているのは世界でも日本だけ。そんな風に不必要なプラスチック包装をなくすべくは、過剰包装の商品をやめてほしい、などお店においてあるお客様の声に書いて投函するなど。地味なアクションだけどその声が集まると企業も動いてくれるから、みんなで伝えていきましょう。

こちらエコストアパパラギのHPから、武本氏の過剰包装やプラスチック過剰社会改善についてのコラムはおススメですので、リンク貼っておきます。

野菜は包まない!過剰包装辞めたい! | エコストア パパラギ (ecostorepapalagi.com)