10月某日。秋晴れが気持ちの良い日に、SDGsの取り組みで、銭湯で使ったコンブ湯の昆布を堆肥として茶畑に実験的に撒いてもらうということで、豊島区池袋椎名町の銭湯「妙法湯」のオーナー柳澤さんと埼玉県入間市で茶畑経営をしている的場園さんを繋がせていただきました。

埼玉県入間市南峰の的場園の茶畑。

もともとは、わたしのKANKIKU事業としては、温暖化対策の取り組みの一環で、温暖化抑制効果があるという”昆布”を横浜の海で養殖し普及活動をされている社会起業団体の里海イニシアティブさんのサポートをさせていただいているなかで、今年その昆布を銭湯で”こんぶ湯”にして使ってもらおう!SDGsを身近なものに感じてもらおう、というプロジェクトがなされておりました。このこんぶ湯プロジェクトを都内銭湯に呼び掛けた第一人者が、「妙法湯」の柳澤さんだったのです。

こんぶ効果でお肌しっとり、香りゆたかなお風呂になります!

里海イニシアティブの理事である富本さん(このポスターのカニをかぶっているファンキーな方です笑)と縁あって、9月に妙法湯の柳澤さんと銭湯と昆布プロジェクトを今後どう進展させていくか、という意見交換のミーティングをさせていただきました。

わたしはその時に柳澤さんからこんぶ湯のことだけでなく、銭湯が地域コミュニティや福祉、環境いろんな要素で日本人にとって本当に拠り所になるような大切な場所であるといういくつものエピソード話に感動。

そして、ちょうどお会いした日の前日に、妙法湯さんでこんぶ湯をしたということで、柳澤さんから「使い終えた昆布をより有効活用した方がよりSDGsだと思うんだ。畑の堆肥にしてもらえるようなことができたら・・・と試行錯誤している。」というお話が出ました。

それを聞いて、今年事業を立ち上げたばかりの時にご縁で知り合った、狭山茶農家の的場さんの顔がすぐに浮かびました。”こんぶ堆肥には興味がある、いつか昆布ミネラルが入った土でお茶を育てて、本当の意味での昆布茶を作ってみたいなぁ、”なんて話を一緒にしていたものですから!

というわけで、実験的に茶畑にこんぶを撒いていただけないか?と的場さんへメッセンジャーと電話で聞いてみたところ、快諾!

この的場さんは、これまた、日本茶を次世代に繋げる普及活動をされていて、保守的な茶畑経営が主流であるなかで、日本茶がより進化していくようなワクワクすることを積極的に研究し実践されている方。

茶畑経営者の的場氏(左)と豊島区の銭湯「妙法湯」のオーナーであり、東京都銭湯組合の広報支部長柳澤氏(右)”NO SENTO,NO LIFE”のオリジナルTシャツに注目!!熱く語るふたり・・・

柳澤さんが銭湯で使い終えた昆布を、サウナやボイラー室でからっからに乾燥させて軽くなった状態で、持ってきて、私も同行して、埼玉県入間市の茶畑まで持参。

茶畑を案内してもらい、この若い木の脇の土に混ぜてみることに。

的場園の茶木は、やぶきたではなく、春緑や奥緑という品種だとか・・・濃くて甘くまろやかなお茶が特徴。

的場さんの話では海のミネラルはほとんどの畑において必要で実はとろろ昆布を買って畑に撒いている方もいるとか。

こんぶを土に混ぜて茶畑を育て、お茶を作ってみたいという前向きな話から、広い空の下、茶畑で熱く語り合うふたりの男。

最後はお茶をご馳走になりながら、銭湯と日本茶が平安?鎌倉時代?とにかく長い歴史があるという話から、日本が誇る伝統文化を次世代に継ぐ者として、銭湯やサウナにお茶を使ったコラボイベントをしたらどうか!というワクワクする話に発展し、素敵な時間をご一緒させていただきました。

妙法湯さんは、これまた素敵な銭湯なんですよ~。通常午後3時開店なのですが、常連のおばあちゃん達が30分も前から来ちゃうそうで、開けて待合室で過ごさせてあげてしまうという優しさ(笑)お湯もきれいにろ過してマイクロ・ナノバブルを導入。明るく清潔感あふれるお風呂です。詳しくは、妙法湯さんHPをご覧ください♪

妙法湯 | 銭湯 (angelrock.jp)

そして、ご協力いただいた的場園製茶工場さんの情報はこちらからどうぞ♪美味しいお茶のお取り寄せができます。

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